福岡県警西署は２日、福岡市西区拾六町団地にある市営住宅の自室に放火したとして、無職浜田伊知郎容疑者（２３）を現住建造物等放火の疑いで再逮捕した。
発表によると、浜田容疑者は２月１０日午前０時半～同１時５分頃、４階建て市営住宅４階の自室に火を付け、約７０平方メートルを全焼させた疑い。同居する祖母の吉村悦子さん（７４）が焼死した。容疑を認め、「リビングに置いていたストーブのタンクを抜いて灯油を床にまき、ライターで火を付けた」と供述している。
浜田容疑者は吉村さん、弟（２２）と３人暮らし。火災直前に自室で包丁を振り回し、弟にけがを負わせた傷害容疑で同日に緊急逮捕されたが、放火も含めて動機は不明という。