「コロナ患者の宿泊警備で必要」iPhone大量詐取容疑で元社員ら再逮捕

携帯電話の販売代理店「MXモバイリング」(東京)から大量の「iPhone(アイフォーン)」をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は4日、詐欺容疑で、同社元社員、本多亮太容疑者(44)と警備会社元社員、伊藤義郎容疑者(51)を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
同課によると、本多容疑者はMX社に伊藤容疑者の勤め先だった警備会社から受注があったように見せかけていた。
大口受注の際にMX社が行うヒアリングでは本多容疑者が伊藤容疑者を帯同。伊藤容疑者は既に退職していたが、社員を装いつつ「新型コロナウイルス患者の宿泊施設で大勢の警備員に持たせる必要がある」などとの説明をしていた。
本多容疑者らは令和元年10月~3年3月ごろ、MX社からアイフォーン計2600台(時価約3億4千万円相当)をだまし取っていたとみられる。詐取したアイフォーンは転売し、本多容疑者の投資などに充てていたという。
再逮捕容疑は共謀し2年9月~3年2月ごろ、アイフォーン約1400台をだまし取ったとしている。

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