三笠宮家の彬子さまがブータンを非公式に訪問するため、成田空港を出発されました。
彬子さまはきょう午前11時半過ぎ、成田空港で職員の見送りを受けたあと、タイに向けて出発されました。タイを経由して、あす朝、ブータンに入られる予定です。彬子さまがブータンを訪問されるのは初めてです。
日程は3月5日から12日までの8日間で、パロやプナカ、首都ティンプーに滞在し、寺院や仏教美術の修復センターなどを視察するほか、9日にはワンチュク国王への表敬訪問も予定されています。
この訪問は、ワンチュク国王のいとこにあたるケサン・チョデン王女から招待を受けたことによるものです。
ケサン・チョデン王女は仏教美術や伝統文化の保存や修復の活動を行っていて、日本美術を研究する彬子さまと去年4月に京都で会い、両国の伝統文化について意見交換を行う機会があったということです。
彬子さまがブータンの仏教美術に強い興味を示されたことなどから、その後、王女からブータン訪問の招待があり、非公式の訪問が実現しました。