2月23日の早朝、北海道函館市の自宅を出発してから10日余り…日高山脈で遭難したとみられる59歳の男性の捜索が難航しています。
行方不明になっているのは、函館市の教諭、大屋聡さん59歳です。 大屋さんは2月23日の早朝、自宅を出たまま連絡が途絶えたため、妻が25日夜「23日早朝から帰ってきません。心配です」と警察に届け出ました。
警察が捜索したところ、26日午前11時半ごろ、浦河町上杵臼の翠明橋公園の近くで、大屋さんの車を発見。
日高山脈のどこかで遭難したとみて、ここから冬に登る人が多い十勝岳(標高1457メートル)やオムシャヌプリ=双子山(標高1379メートルと1363メートル)を中心に山岳救助隊などが捜索しましたが、手がかりは見つかりませんでした。
もともと日高山脈に登山道はなく、これから雪解けがすすむと、地上での捜索は危険なため、一旦中断し、今後、ヘリコプターによる上空からの捜索で、手がかりを探すことになりました。