前線を伴った低気圧が本州の南岸を通過する影響で、6日にかけて関東甲信では山沿いや山地を中心に大雪が予想されるとして、気象庁は交通障害などに注意・警戒するよう呼びかけています。また北陸地方では雨による土砂災害に注意・警戒が必要です。
気象庁によりますと、本州の南岸を前線を伴った低気圧が発達しながら東北東に進み、西から天気が崩れる見込みです。このため、関東甲信地方では5日昼過ぎから6日にかけて、雨や雪が降るところがあり、北陸地方では、6日は雨が降る見込みです。
関東甲信地方では5日夜から6日にかけて、山沿いや山地を中心に大雪となる所があるとして、気象庁は積雪による交通障害や路面の凍結に注意・警戒するよう呼びかけています。予想よりも気温が低くなった場合は“警報級の大雪”の可能性もあるとしています。
また北陸地方では、雨による土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけていて、元日に発生した能登半島地震で被害を受けた地域では、地震の影響やこれまでの雨や雪で地盤が緩んでいるところがあることから、気象台は少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まり、大雨警報を発表する可能性があるとしています。
雪の予想
▽6日午前6時までの予想24時間降雪量(いずれも多い所) 関東地方北部の山地 30cm 関東地方北部の平地 10cm 箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 10cm 甲信地方 25cm
▽7日午前6時までの予想24時間降雪量(いずれも多い所) 関東地方北部の山地 20~40cm 関東地方北部の平地 5~10cm 箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 1~5cm 甲信地方 10~20cm
雨の予想
▽6日午前6時までの予想24時間降水量(いずれも多い所) ・新潟県 25mm ・富山県 30mm ・石川県 30mm ・福井県 30mm
▽7日午前6時までの予想24時間降水量(いずれも多い所) ・新潟県 およそ50mm ・富山県 およそ50mm ・石川県 およそ50mm ・福井県 およそ50mm
今後の雨や雪の予想を見ると、週末にかけても雪となるところがありそうで、関東南部の平野でも8日(金)の未明から朝にかけて降雪が予想されています。また、北陸地方は9日(土)~10日(日)にかけて濃いピンク色の強い降雪が予想されているエリアがあります。今後の気象情報に注意してお過ごしください。