岸田政権“支持率過去最低”更新で解散打てず…高市早苗、上川陽子、小渕優子が激突!自民党9月総裁選は「オンナの戦い」になる

岸田文雄首相(66)率いる内閣の支持率低下に歯止めがかからない。
「2月17~18日に行われた毎日新聞の世論調査で、岸田内閣の支持率は、1月の前回調査より7%減の14%に落ち込みました。逆に、不支持率は10%増の82%に達し、国民のほとんどから“ノー”を突きつけられた格好です」(全国紙政治部記者)
■岸田文雄首相に裏金”疑惑が直撃
自民党派閥の政治資金パーティをめぐる“裏金”疑惑が直撃し、自民政権復帰以来の過去最低の数字を更新、岸田首相の政権維持策にも狂いが生じている。
「総理の椅子を譲りたくない岸田首相は、今年9月に行われる自民党総裁選の再選しか頭にありません。そのためには衆院を解散して政権与党で勝利することが望ましいですが、この支持率で解散しても、惨敗を免れないでしょう」(前同)
■初の女性総理大臣が!
身動きの取れなくなった岸田首相を横目に、自民党内では“ポスト岸田”選びが本格化。その流れで、我が国初の女性総理が誕生する可能性が高いと断言するのは、政治ジャーナリストの安積明子氏だ。
「国民の人気が高いのは石破茂元幹事長ですが、自民党所属国会議員の支持が薄い。他に、めぼしい男性の有力候補も見当たりません。自民党が選挙を有利に戦うためには、新鮮なイメージがあり、話題を呼ぶ女性の総理・総裁を擁立する可能性は、かなりあると思います」
■最も有力なのは!
その筆頭に挙げられるのが、高市早苗経済安全保障担当相(62)だ。
「2月21日、高市氏を中心とする党内の勉強会『「日本のチカラ」研究会』の3回目の会合が開かれ、前回から倍増近い19人の国会議員を集めました。党総裁選への立候補に必要な推薦人数の20人に、あと一歩です」(前出の政治部記者)
以前は、所属派閥への気兼ねもあって、参加を見送る議員も多かったが、多くの派閥が解散したことで、流れが変わったようだ。前出の安積氏も、最も有力なのは高市氏だという。
「一番の理由は知名度の高さです。すでに前回2021年の総裁選に出て、1回目の投票で188票を集めていますからね。ドラスティックなタカ派の主張も、国民受けがいいでしょう」
■世論調査で急浮上
そんな高市氏のライバルに急浮上しているのが、上川陽子法相(71)だ。1月に麻生太郎副総裁が講演で「そんなに美しい方とは言わない」と発言したことで、逆に注目を集めた。
「2月17~18日に、産経新聞社とFNNが実施した合同世論調査で、次の首相に誰がふさわしいかを尋ねたところ、上川氏が9・8%で、河野太郎デジタル相を抑えて、3位に浮上。右肩上がりで支持を集めています」(民放政治部記者)
■麻生太郎副総裁がバックに
党内では、容姿を揶揄したはずの麻生氏が、バックについているという。
「麻生氏のあの発言も、上川氏の外交手腕を評価する中で出たものです。五十数人の麻生派(志公会)の支持を受けられますし、他にも“二人羽織”で操りたいオジサン政治家はいるでしょう。党内事情に限れば、高市さんより有利かもしれません」(安積氏)
■背後に森喜朗
党内の権力者である茂木敏充幹事長に予告なく派閥を飛び出した、小渕優子選対委員長(50)はどうか。
「小渕氏に続いて、“参院のドン”と呼ばれた故・青木幹雄氏の長男の一彦参院議員ら8人が茂木派を退会し、派閥は解散しました。青木氏らは、小渕氏を総理にすることを目指して、春にも政策集団を結成する見込みです」(永田町関係者)
小渕氏の背後には、小渕氏の父である故・恵三元総理と関係の深かった、森喜朗元総理がいるといわれるが、さらには、「バックには財務省の影もチラつきます。積極財政を掲げる高市さんが政権を獲ることだけは避けたい財務省は、昨年春に『日本社会と民主主義の持続可能性を考える超党派会議』の立ち上げを支援し、その筆頭世話人に小渕氏を抜擢しています」(前同)
■小池百合子東京都知事の名前も
意外なところでは、小池百合子東京都知事(71)の名前も出ている。
「この夏の都知事選への態度をいまだに明らかにしない小池氏ですが、国政に復帰するには、年齢的にもラストチャンス。
4月28日に投開票される衆院補選に東京15区から出馬して、議席を獲得。盟友といわれる二階俊博元幹事長らと組んで政権を狙う仰天プランも囁かれます」(同)
■当選して金を集められるかがすべて
最後に、安積氏はこうまとめた。
「結局、選挙に思想信条なんて関係ないんです。当選して、金を集められるかがすべて。
だから、そのために有利な候補が選ばれるでしょう」
春といえども寒さは厳しいが、女たちの熱い闘いはすでに始まっているかもしれない。

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