自民党の派閥の裏金事件を受けて開かれた参議院の政治倫理審査会に出席した安倍派の世耕弘成前参院幹事長は、派閥の政治資金パーティーをめぐるキックバックについて「派閥で不記載が行われていることを一切知らなかった」と弁明しました。
また、「安倍派の会計や資金の取り扱いに関与することは一切無かった」としたほか、「パーティー券販売のノルマ、販売枚数、還付金額、ノルマ超過分の還付方法について関与したこともなければ、報告・相談も受けていない」と強調しました。
このほか、おととし4月に安倍元総理がキックバックをやめることを提案し、一度は廃止が決まったものの安倍氏が亡くなった後、継続が決まりましたが、世耕氏は「私が出席している場で、現金による還付が決まったり、現金による還付を私が了承したことは一切ありません」と主張しています。