「政治とカネ」の問題を抱える中、自民党大会が先ほど始まりました。茂木幹事長は裏金事件に関わった議員の処分について「早期に厳正な対応をとる」と言及しました。会場から中継です。
記者「きょうの最大の焦点は裏金事件をめぐる党の処分ですが、この後岸田総理の演説でどこまで踏み込めるかが注目されます」
自民・茂木敏充幹事長「(今回の問題を踏まえ)政治責任のあり方、けじめについて早期に厳正な対応をとってまいります」
党大会では今後、問題が起きた場合議員の責任の取り方を厳格化するよう党則などを改めますが、地方組織から「早急なケジメ」を求める声が相次いでいます。
今後の課題は処分の落としどころをどうするかですが、岸田総理は演説で、▼不記載の金額や、▼これまでの経歴、▼どこまで説明責任を果たしたかなどを勘案して"厳しい処分とする"方針を発表する見通しです。
また党の執行部らが全国で車座対話を開催し、地方組織から意見を聞く方針も発表する予定です。
ある党幹部は役職停止など軽い処分で済ませてしまえば「自民党が潰れる」と強い危機感を口にしていて、まさに自民党の改革に向けた覚悟が問われる党大会となっています。