ALS患者の嘱託殺人事件で、実刑判決を受けた医師が控訴しました。 医師の大久保愉一被告(45)は2019年、元医師の山本直樹被告(46)と共謀し、ALS患者の林優里さん(当時51)から依頼を受け、薬物を投与し殺害するなどしました。 裁判で、大久保被告側は「林さんの願いを叶えるためだった」と無罪を主張していましたが、京都地裁は3月5日、「被害者のためを思って犯行に及んだとは考え難い」として、大久保被告に懲役18年を言い渡しました。 京都地裁によりますと、弁護側は判決を不服として3月18日付けで控訴したということです。