コンビニ強盗の前に…殺人事件に関与か 逮捕の男、被害者の車の中で“生活” 愛知

今年1月にコンビニで刃物を突きつけ、現金を奪ったとして逮捕された38歳の男が、その1か月前の去年12月、別の強盗殺人事件に関与したとみられています。

強盗致傷の疑いで逮捕された住居不定・無職の大谷将也容疑者(38)。胸をたたくしぐさをしながら警察署から出てきました。
今年1月、愛知・半田市内のコンビニで女性店員が突きつけられたのは、のこぎりのような刃物です。大谷容疑者は「金を出せ」と女性を脅し、レジにあった現金約8万9000円を奪って逃走した疑いがもたれています。
警察の調べに対し、黙秘しているという大谷容疑者。しかし、この1か月前には、別の事件への関与も…。
コンビニ強盗の現場から約800メートル離れた愛知・阿久比町。事件があったコンビニから車で数分の距離にある住宅の敷地から、この住宅に住む林治彦さん(当時53)の遺体が見つかりました。
大谷容疑者は、この住宅に金品を盗もうと侵入し林さんの首を絞めて殺害したなどの罪で起訴されていたのです。コンビニ強盗事件までの約1か月間、現場周辺にとどまり、林さんの車の中で生活していたとみられています。
近くに住む人は…
近所の住民
「(1月上旬に)車が止まっているという感じがあった」
――何色の車?
近所の住民
「黒っぽい車。(乗車していたのは)男の人だと思うけど、どんな顔や年齢かも分からない。男が乗っていた。(その場から離れて)戻ってきたら車がなかった。5分後くらい」
現場付近で不審な車を何度か見かけたという男性。大谷容疑者が乗った車だったのでしょうか。警察は、大谷容疑者が潜伏中に金に困り、犯行に及んだとみて調べています。

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