「すべての退路を断って挑みたい」知事選立候補に向け米丸県議が議員辞職願 鹿児島

今年夏の鹿児島県知事選挙への立候補の意向を示している自民党県議の米丸麻希子さんが、19日、県議会議長へ辞職願を提出しました。「すべての退路を断って挑みたい」と、自民党へ離党願も提出しました。(米丸麻希子県議)「辞職願を出しました。(Q.議長からは?)健康に気を付けてと、温かいお言葉をいただいた」自民党県議の米丸麻希子さん(48)は、この夏の県知事選挙へ無所属で立候補する意向を示していて、19日朝、県議会議長に辞職願を提出しました。県知事選には、現職の塩田康一さん(58)も立候補を表明していますが、米丸さんは、スポーツ・コンベンションセンターの必要性はあるものの、整備費が膨らむことや景観などの観点から、ドルフィンポート跡地での建設反対を訴えるとしています。自民党は、県知事選挙ではすでに現職の塩田さんを推薦することを決めているため、午後、米丸さんは自民党県連へ離党願を提出しました。(米丸麻希子県議)「すべての退路を断って挑みたい。病院に連れていけないような家庭もある。それよりも体育館建設を急がなければいけないことなのかは疑問が残る」米丸さんの辞職は今月22日の県議会本会議で認められる見込みで、28日に正式に出馬を表明します。一方、19日の県議会予算特別委員会では、スポーツ・コンベンションセンターの整備費を含む新年度予算案の採決が行われました。(公明党・松田浩孝議員)「膨らんだ施設整備費をどのように準備するのか。十分な検討のもとに、県民への説明責任を果たしてほしい」膨らんだ整備費に注文も出ましたが、結局、賛成多数で原案通り可決されました。新年度予算案およそ8405億円は、今月22日の本会議で成立する見通しです。

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