1999年の統計開始以来最多 発熱にのどの痛み…「溶連菌」の感染者 札幌市で急増中 北海道内あわせて13の保健所管内で「警報レベル」

発熱に、のどの痛み…。そうした症状があらわれ子どもに多いといわれる「溶連菌」の感染者が急増中です。 札幌市では、定点当たりの報告数が統計開始以来最も多くなっています。
ここは、札幌市内にある小児科医院です。
多くの患者が訪れる中、いま、感染者が増えているのが…。
円山ため小児科 多米淳院長 「溶連菌にかかっている。ピンクの線入ってる」
溶連菌感染症です。正式には「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」と呼ばれます。
円山ため小児科 多米淳院長 「熱が出る、のどが痛い。中には、吐き気があったり、お腹が痛くなったり。舌がイチゴのように赤くブツブツがあるっていうこともある」
その溶連菌、感染者が急増。札幌市など北海道内13の保健所管内で警報レベルに達しています。
なかでも札幌市は、3月10日までの1週間の定点当たりの報告数が13.56人と、1999年の統計開始以来、最も多くなっています。
円山ため小児科 多米淳院長 「コロナが5類相当に変わった。感染対策が緩んでいる。人の流れが多くなったことが一つの原因」
溶連菌の症状は、処方される薬を飲めば、2日ほどで回復が期待できるといいます。
人の移動などが増える年度の変わり目。
予防には、手洗いやマスクの着用、定期的な換気など、基本的な感染症対策を取ることが大切です。

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