国内で「はしか」の感染報告が相次ぐ中、東京都内に住む20代の男性の感染が新たに確認されました。都内では、今年4人目の感染者となります。
東京都によりますと、「はしか」への感染が確認されたのは都内在住の20代の男性です。
男性は、今月10日に発熱して医療機関を受診しましたが「はしか」とは診断されず、その後、発疹の症状も出たため、再度、医療機関を受診したところ、きのうになって感染が確認されました。現在、男性は自宅で療養中で、快方に向かっているということです。
感染経路は分かっていませんが、男性は先月下旬に東南アジアから帰国し、今月10日に新宿区にある飲食店を、12日に千代田区にあるファストフード店を利用していたということです。
「はしか」をめぐっては今月、都内を訪れていた大阪市在住の20代の女性や、都内に住む5歳未満の男の子の感染が確認されていますが、都によりますと、感染経路はそれぞれ異なるとみられています。
今回の感染で、今年の都内の感染者数は4人となりました。
都は症状が疑われる場合は、医療機関に相談するよう呼びかけています。