【速報】トラック所有の養豚会社の男2人を書類送検へ 17人死傷・高速バスとの衝突事故

2023年6月、北海道・道南の八雲町の国道で、高速バスとトラックが衝突し、5人が死亡した事故で、警察はトラックを所有する養豚会社の安全運転管理者の男ら2人を、業務上過失致死傷の疑いできょう(2024年3月22日)にも書類送検する方針を固めたことがわかりました。
2023年6月、八雲町野田生の国道5号で、高速バスとトラックが衝突し、双方の運転手と乗客3人のあわせて5人が死亡、乗客12人が重軽傷を負いました。
これまでの取材で、トラック運転手は事故前日にトラックを所有する養豚会社・「日本クリーンファーム道南事業所」に体調不良を申告していたことがわかっています。
捜査関係者によりますと、前日に運転手の体調不良を知っていたにも関わらず、当日に体調を確認せず、事故を未然に防ぐ措置を怠ったとして、警察はきょうにも「日本クリーンファーム道南事業所」の安全運転管理者の50代の男と、その上司の50代の男を、業務上過失致死傷の疑いで書類送検する方針を固めたことがわかりました。
安全運転管理者は、運転手の状況把握や運行計画の作成などをします。
また、警察はトラック運転手の65歳の男についても、過失運転致死傷の疑いで容疑者死亡のまま書類送検するということです。
日本クリーンファームの社長はSTVのこれまでの取材に対し、事故当日の運転手の体調管理はセルフチェックのみで、健康状態や運行スケジュールを管理する安全運転管理者も不在だったと説明していました。
この会社の安全運転管理者は、基本的に平日のみの勤務で、事故は日曜日で、運転手との対面での健康チェックは行われず、運転手がセルフチェックで記入した記録簿のみを確認していたということです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする