岸田文雄首相が最近、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と会談したいとの意向を同国側に伝えたとする金与正党副部長の談話を受け、拉致被害者横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母早紀江さん(88)は25日、「少しでも動いていけばと願う」などとするコメントを出した。
早紀江さんは「『できるだけ早く日朝協議を』とは以前から言っていて、見守ってきている。交渉をしないことには何も動かないし、始まらない。もう本当に時間がないですから」とした。
めぐみさんの弟で拉致被害者家族会代表の拓也さん(55)は「金正恩氏の勇気ある英断を期待する」とコメントした。
[時事通信社]