大阪市生野区の病院前で車が暴走し、女性2人が死亡した事故の初公判で、運転していた男は「気を失っていた」と無罪を主張しました。
起訴状などによりますと、無職の大山こと呉昌樹被告(72)は去年3月、生野区の「生野愛和病院」前で車を暴走させ、病院の出入り口付近にいた黒田シマ子さん(当時86歳)と口池邦子さん(当時75歳)をはねて死亡させた過失運転致死の罪に問われています。
28日の初公判で呉被告は、「事故を起こしたことは間違いないが、そのときすでに気を失っていた」と述べ、弁護側も「被告には過失が無い」として無罪を主張しました。