知床沖の観光船沈没事故で今も行方不明、乗客6人の「認定死亡」の手続き完了…運航会社と桂田社長に対し、損害賠償求めて提訴へ

北海道の知床半島沖の観光船沈没事故で、行方不明の乗客6人について、認定死亡の手続きが完了したことがわかりました。
おととし4月、知床半島沖で観光船「KAZUⅠ」が沈没した事故では、乗客と乗員20人が死亡、今も乗客6人が行方不明のままとなっています。 行方不明のままの乗客の家族の一部は、沈没した「KAZUⅠ」の運航会社「知床遊覧船」と桂田精一社長に対し、損害賠償を求める裁判の原告となるため、認定死亡の手続きをすすめていました。 乗客の家族の弁護団によりますと、この行方不明の6人全員について、遺体が見つからなくても、法律上、死亡したと推定する認定死亡の手続きが完了したということです。 乗客の家族の一部は今後、請求額などの協議を続け、5月以降、提訴する見通しです。 一方、死亡した甲板員の両親は、すでに国や桂田社長などに対し、損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こしています。

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