小林製薬(大阪市)の「紅麹」成分入りのサプリメントを巡り、小林製薬の本社がある大阪市の横山英幸市長は29日、情報収集や原因究明に向けた対策本部を庁内に設置する考えを明らかにした。4月上旬にも初会合を開く。
横山氏によると、対策本部のメンバーは自身のほか、市幹部や有識者らを想定。市では27日に同社に対し、「紅麹コレステヘルプ」など3製品の回収命令を出したが、死亡事例が増える事態を踏まえ、専門家を入れた全庁的な対応が必要だと判断した。
横山氏は記者団に「事態が収束する状況になく、できるだけ早期にステージを上げた形で対応に当たりたい」と語った。