酒を飲んで車を運転したとして、福岡市は29日、福岡地区水道企業団に派遣されていた総務企画局人事課の係員(22)を懲戒免職処分とした。
発表によると、今年2月18日午前5時頃、中央区内で車を運転中に警察に呼び止められ、飲酒検知で呼気1リットル中0・48ミリ・グラムのアルコール分が検出された。道交法違反容疑で任意の捜査が続いているという。
係員は、同日午前0時頃から友人2人と飲食店を訪れ、カクテルを10杯ほど飲んだ。運転のために酒を飲まない予定だった友人が飲酒したため、「3人のうち(意識が)しっかりしている自分が運転する」と車を運転したという。
係員は当時、海水淡水化センター(東区)に勤務していたが、今月18日の面談までの1か月間、職場に報告していなかった。「繁忙期に職場に迷惑がかかると思い、報告しなかった」と話しているという。