イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって半年となる7日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への侵攻や虐殺の中止を求める人たちが東京・永田町の首相官邸前で集会を開いた。
北海道の団体が全国に呼び掛けた「連帯アクション」に応じたもので、東京では「<パレスチナ>を生きる人々を想(おも)う学生若者有志の会」が主催。約300人が参加した。
有志の会メンバーで書店員の皆本夏樹さん(25)は「この6カ月、ジェノサイドが起きている状況にものすごく怒りを感じている。日本政府はイスラエルとの経済的・軍事的関係を今すぐ切ってロシアと同じように経済制裁を加える判断をしてほしい」と訴える。パレスチナ人の父と日本人の母を持つタティアナさん(26)は「私たちはどんなに恐ろしい世界を生きているのか。集団虐殺、人道に対する犯罪の終わりを求めている」とスピーチした。
ガザ保健当局によると、ガザ地区では7日時点で3万3175人が死亡。7割が子どもと女性だと推計されている。【後藤由耶】