滋賀県守山市の中学校で、3年生のクラス分けを「人間関係の問題」を理由として、急きょやり直すという異例の事態が起きました。
最初にクラス分けが公表されてから1週間が経った12日、新しいクラスが発表され、ようやく「新学年」が始まりました。
守山市教育委員会によりますと、守山南中学校で5日に発表された3年生のクラス分けについて、人間関係に問題のある生徒同士が同じクラスになっていたことが、保護者からの指摘で判明しました。
学校側は、8日の始業式をとりやめてクラス分けをやり直す異例の対応を決定。
再編成したクラスは、当初10日に発表する予定でしたが、さらに配慮すべき事項が発覚したなどとして、再び延期されました。
この間、3年生は前年度のクラスで授業を受けるなどしていましたが、12日、新しいクラスが発表され、「新学年」を迎えることになりました。
守山市教育委員会は、「二度とあってはならないことで、どこに問題があったかを明らかにして再発防止に務める」としています。