岸田総理は総理官邸で韓国の尹錫悦大統領との電話首脳会談を行い、先週のアメリカ訪問の成果を報告したうえで、引き続き連携していくことを確認しました。
岸田総理「尹大統領と訪米の成果について情報共有をさせていただこうと思いまして、電話をかけました」
およそ15分間の会談では、岸田総理から先週のアメリカ訪問でのバイデン大統領との会談内容などを報告しました。
そのうえで、両首脳は引き続き、▼日本と韓国、そして日米韓3か国の連携を深化させていくこと、▼首脳間を含め様々な機会を通じて緊密に意思疎通を図ることで一致したということです。
先日の韓国の総選挙では与党が大敗し、尹大統領の求心力低下がささやかれていますが、岸田総理としては尹大統領との間の良好な関係をアピールし、日韓関係改善の流れを維持したいものとみられます。
一方で、韓国大統領府は両首脳が「北朝鮮に対する両国の対応についても意見を共有した」と明らかにしました。
その上で北朝鮮問題について、日韓、日米韓の緊密な連携を引き続き発展させていくことで一致したとしています。