「遺体見つかった場所に木が燃えたようなあと」栃木・那須町で2人の焼けた遺体 警察が20代男性から任意聴取

きのう、栃木県那須町の山間部で2人の焼けた遺体が見つかった事件で新たな動きです。警察が20代の男性から任意で事情を聴いていることが捜査関係者への取材でわかりました。
記者「午後5時ごろに規制線が解除され、現場まで来ることができました。遺体が見つかった場所には、木が燃えたようなあとがあります」
2人の焼けた遺体が見つかった那須町の山間部。携帯電話の電波も入らない場所で、不自然に焼けています。
きのう午前7時前、河川敷で宝島龍太郎さん(55)と身元がわかっていないもう1人の遺体が焼けた状態で見つかり、警察はきょう、現場検証を行いました。
記者「現場は、山のほぼ一本道を進んだところにあります」
現場周辺は山間部のため街灯などがほとんどなく、人通りもありません。麓から10分ほど車を走らせると現場近くに到着しますが、地元の人も「滅多に行かない場所」だと話します。
その場所できのう、“異様な光景”が目撃されました。
現場を目撃した人「印象に残っていることは、とにかくにおいですね。これが人が燃えるにおいなんだと。トラウマになりそう」
第一発見者は、人が焼けた様子を目撃しています。
上空からの映像を見ると、ブルーシートの周辺が黒く焦げているように見えます。遺体が見つかった際、2人は十字のように重なっていたということです。
また、2人は頭から黄色のビニール袋が被せられていて、その上から茶色っぽい粘着テープが巻かれていたともいいます。
現場を目撃した人「(粘着テープは)顔を全体的に覆うように、ぐるぐるという感じ。雑な感じだった。隙間とかはあったので」
1人の遺体はブーツを履いていて、目撃者は「女性かもしれない」と感じたということです。
そばには、ガソリンの携行缶のような容器が…
現場を目撃した人「足元にガソリンの携行缶が落ちていた。遺体に近いほう半分は黒く焦げていた。(Q.残り半分は?)半分は赤かったので携行缶だと認識できた。(Q.携行缶の中身は)中身までは確認しなかった」
遺体発見現場を目撃した別の男性は…
現場を目撃した別の人「10リットルか20リットルのそういった容器なのかなと。(Q.何個くらい?)1個です。私の目には1個しか映っていない」
そして、警察が20代の男性から任意で事情を聴いていることが捜査関係者への取材でわかりました。2人の遺体は手を縛られていたこともわかっていて、警察は、20代の男性が何らかの形で事件に関わっているとみて捜査しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする