ウソの請求書を作成して架空の仕入れを計上し、法人税などおよそ1億9000万円を脱税したとして、東京・渋谷区の広告代理店など2社の実質的経営者が東京国税局に刑事告発されました。
東京国税局に刑事告発されたのは渋谷区の広告代理店「オンド」とインターネットサイト運営会社「フォーシーズ」、そして、この2社の実質的経営者の田中鉄也氏（44）です。
田中氏はインターネット広告の出稿料やデザイン費用などの請求書を偽造して架空の仕入れを計上することで、おととし7月までの2年ほどの間に法人税などあわせておよそ1億9000万円を脱税し、消費税およそ2300万円の還付を不正に受けた疑いがもたれています。
会社はJNNの取材に対し、「関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げる」「修正申告書を提出し、既に納付も済ませている」と回答しています。