１０人が死傷した京都府亀岡市の暴走事故から１２年。４月２３日、現場で法要が営まれました。事故が起きた午前８時ごろ、遺族らが現場に花を手向け、手を合わせました。 １２年前の２０１２年４月２３日、無免許で居眠り状態だった少年（当時１８）が運転していた車が登校中の小学生らの列に突っ込み、児童や保護者ら３人が死亡、７人が重軽傷を負いました。この事故は悪質運転の罰則強化のきっかけにもなりました。 （娘の松村幸姫さん（当時２６）を亡くした中江美則さん）「十三回忌と言われても、僕の中では複雑すぎて悲しすぎて、置き去りにされているような気もしますし、あまりにもむごいなと思います」 （娘の真緒ちゃん（当時７）を亡くした小谷真樹さん）「真緒が今年成人を迎える人生の節目である年でもあったので、未来に向かって生きていく真緒の姿を見たかったなという思いで胸がいっぱいです」 東京の池袋で起きた暴走事故で妻と娘を亡くした松永拓也さんも参列しました。松永さんと亀岡暴走事故の遺族らは今後もともに活動を続けていきたいと話しています。