【速報】大阪モノレールの延伸は約4年遅れて約650億円上振れへ…吉村知事「理由は昨今の物価高、駅予定地の軟弱地盤」

大阪モノレールの延伸事業の完成が4年ほど遅れ、予算も約650億円増額する見込みであることがわかったと、MBSがきのう報じました。 24日、大阪府の吉村知事が2取材に応じ、記者に「増額の要因と、府民へどう理解を求めるのか」と聞かれると、「増額の理由は、530億円が昨今の物価高や資材価格の高騰、人件費の増加」だと回答しました。 さらに、「(終点の)瓜生堂駅の地質調査を昨年行い、想定よりも地盤が軟弱なことが発覚、安全確保のため駅舎の工法を変更し、それによって4年延びるのと、増額になる」と話しました。いっぽう、「計画を中止したり、やめることはない」とも話しました。また、「想定が甘かったのではないか」と聞かれると、吉村知事は「費用の値上がりが予測できないのか、ということは、モノレールだけじゃなくて他の公共事業も影響が出ています。たぶん公共事業だけでなく民間もそうだと思います」と話しました。 ▼大阪モノレール延伸計画とは… 大阪空港(伊丹空港)から千里中央や万博記念公園を経由して、大阪の外環を走る大阪モノレール。その延伸計画は門真市駅から南に8.9キロ伸ばし、5つの駅を新規開業します。 新設の「松生町駅」はららぽーと門真に隣接し、「門真南駅」は地下鉄長堀鶴見緑地線と接続。「鴻池新田駅」はJR学研都市線と、「荒本駅」は地下鉄中央線と、終点の「瓜生堂駅」は近鉄奈良線と接続する予定です。 2019年に事業が認可され、現在は支柱や桁などの工事期間となっています。 支柱や桁などのインフラ部分は大阪府が事業主体で、車両や信号関連などインフラ外部は大阪モノレールが主体となっています。2029年の開業を予定していて、事業費は約1050億円の計画です。インフラ部分は国・大阪府・東大阪市などが、負担することになっていて、これはおよそ786億円とされていました。 開通すれば瓜生堂(東大阪市)から大阪空港までの30.1キロが55分でつながる計画です。

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