バトントワリングの元指導者が10代の男子選手にわいせつな行為をしたとして逮捕された事件で、日本バトン協会の前の理事長が、選手からの被害申告をもみ消そうとしたとして処分を受けていたことがわかりました。
警察によりますと、バトントワリングの元指導者・小城桂馬容疑者（40）は去年2月、京都市内の自宅で、チームに所属する当時18歳の男子選手の下半身をさわるなどした疑いがもたれています。
日本バトン協会によりますと、前の理事長は去年3月、男子選手からの被害申告を受けましたが、「プライベートな事案」と判断し、男子選手側と示談する方向で調整していました。
協会が被害を把握したのは3か月後で、「もみ消しを図ったと言わざるを得ない」として、前の理事長を1年の会員資格停止処分としました。