遺体処理の報酬得て大阪府内で遊興か 〝実行役〟の容疑者2人、那須2遺体事件

栃木県那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の焼損した遺体が見つかった事件で、遺体の処理の実行役とみられる姜光紀容疑者(20)=死体損壊容疑で逮捕=と若山耀人(きらと)容疑者(20)=同=が事件後、大阪府内を訪れていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁・栃木県警合同捜査本部は、両容疑者の事件前後の足取りを詳しく調べている。
捜査関係者によると、両容疑者は事件後、2人で大阪府内に滞在。逮捕状が出た4月27日も府内にいたという。その後、姜容疑者は神奈川県内、若山容疑者は千葉県内で、それぞれ身柄を確保された。
両容疑者は確保時、現金数十万円を所持していたことも判明。宝島さん夫妻の遺体の処理を持ちかけるなどしたとされる平山綾拳容疑者(25)=同=は調べに対し、両容疑者へ数百万円の報酬を渡したと供述。捜査本部は、遺体の処理を終えた両容疑者が大阪府内で遊興し、報酬を使っていた可能性もあるとみて調べている。
両容疑者は2日朝、都内のそれぞれ別の警察署から身柄を送検された。
今回の事件ではこのほか指示役とみられる佐々木光容疑者(28)=同=も逮捕されている。捜査本部はさらに上位の指示役がいる可能性もあるとみて調べている。

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