那覇市役所に不審なスーツケース 2000人避難も「置き忘れ」

7日午後0時40分ごろ、那覇市泉崎1の那覇市役所で「不審なスーツケースが置かれている」と110番があった。市には6日に爆破予告メールが届いていたことから、市は職員や市民ら計約2000人を一時避難させた。スーツケースは持ち主が見つかり、安全が確認されたが、沖縄県警はメールについて業務妨害容疑で捜査している。
市によると、スーツケースは7日午後0時20分ごろ、転出入などの手続きで市民が訪れる1階で見つかり、持ち主がすぐに現れなかった。市に6日に届いたメールには「貴殿の施設を5月7日の13時34分に爆破します。たくさんの人が死にます」などとあり、市は警察に通報。1~3階を閉鎖し、職員や来庁していた市民を上層階や近くの小学校に避難させた。
市役所には県警の爆発物処理班や消防などが出動。周囲は交通が規制されるなど一時騒然とした。
県警によると、スーツケースは危険物ではないと確認され、持ち主に返却された。持ち主は市役所に置き忘れていたという。建物の閉鎖は午後4時過ぎに解除された。【喜屋武真之介、比嘉洋】

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