先月、釧路市の自宅の玄関で隣人の女性を殺そうと傘で首を押し付けるなどした男が、殺人未遂の罪で起訴されました。
殺人未遂の罪で起訴されたのは、釧路市の無職・中塚武俊被告(55)です。起訴状などによりますと、中塚被告は4月25日、隣人の女性が中塚被告の自宅を訪れた際、女性の顔面を殴って仰向けに倒し、傘で首を絞めるなどして殺そうとしたとされています。女性は全治不明の低酸素脳症のほか、脳機能への損傷などを負いました。
中塚被告は逮捕された際、警察の調べに対して容疑を認めていました。事件前には、被害者の女性から警察に対して、金銭や敷地の境界線を巡るトラブルの相談が4度にわたり寄せられていたということです。釧路地検は、事件当日も被害者の女性が、何らかのトラブルで中塚被告の自宅を訪れたとみています。