栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、首謀者とみられる男が、逮捕された男とは別の知人男性に「消してほしい人がいる」と話していたことがわかりました。
先月、那須町で宝島龍太郎さんと妻・幸子さんの遺体が見つかった事件では、首謀者とみられる夫婦の娘の内縁の夫・関根誠端容疑者ら6人が死体損壊の疑いで逮捕され、平山綾拳容疑者と佐々木光容疑者が殺人の疑いで再逮捕されています。
佐々木容疑者はこれまでの調べに「誠端さんから4月上旬に実行役を探すように依頼された」と供述しているということですが、その後の捜査関係者への取材で、関根容疑者が佐々木容疑者に依頼する前に、別の知人男性に対して「消してほしい人がいる」などと話していたことがわかりました。
また、関根容疑者はことし2月下旬ごろ、上野警察署を訪れ、「宝島さん夫婦の店が外国人を不法就労させている」などと情報提供をしていたということで、警視庁は少なくとも2月ごろには、関根容疑者と夫婦の間にトラブルがあったとみて調べています。