東京・葛飾区はきのう、去年12月26日からことし1月1日までの間に区立小学校のプールから大量の水が流出していたと発表しました。区は、何者かがバルブを開けた可能性もあるとして、警察に相談し、捜査依頼をしています。
葛飾区によりますと、水が流出したのは、葛飾区立渋江小学校のプールで、ことし1月1日、住民から「小学校から水が道路にあふれている」と連絡がありました。
校長らが駆けつけたところ、プールに給水するためのバルブが開いていて、プールから大量の水が流出していたということです。
区が調査したところ、去年12月26日からことし1月1日までの7日間にわたり、バルブが開いていたことが分かり、流出した水の量は1385立方メートル、金額にして106万円余りだということです。
このプールはおととしの9月から使われておらず、区は、小学校の職員や出入りする業者への聞き取りを行ったものの原因の特定には至らなかったため、何者かがバルブを開けた可能性もあるとして、今月20日、警察に相談し、捜査依頼をしました。
区は、再発防止策として、渋江小学校の給水バルブに鎖をつけるなどの措置をとっています。