皇位継承議論めぐる上皇后さまご発言「一切ない」 宮内庁長官、週刊新潮報道に「誠に遺憾」

宮内庁の西村泰彦長官は23日の定例記者会見で、皇位継承を巡る議論に関し、上皇后さまが額賀福志郎衆院議長の就任後、議長に「(議論を)よろしく進めてくださいね」などと声をかけられたなどとする週刊誌報道について、「そうした事実はない」と否定し、「誠に遺憾」と述べた。
報道は「週刊新潮」5月30日号の記事。西村氏は会見で、昨年12月の上皇さまのお誕生日に際し、上皇ご夫妻が側近同席のもと、議長と面会される機会はあったとした上で、「そうしたご発言は一切出ていない」と断言。報道について、「皇室の方々が皇室の制度に関わることについて、政治的関与を行った、という誤解を招きかねない内容。宮内庁長官として見過ごすわけにはいかない」として、事実関係を説明した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする