4歳の男の子のやけどの原因は、付け爪の接着剤だった可能性が高いことが分かりました。 5月19日、河内長野市役所の駐車場で行われていた「だんじりパレード」で、4歳の男の子に何らかの液体がかかり、右腕に全治2週間のやけどを負いました。 捜査関係者によりますと、警察が男の子の服に付着した物質を鑑定したところ、瞬間接着剤などに含まれる「シアノアクリレート系樹脂」が検出されました。 この成分を含む接着剤は、服などの繊維に染み込むと化学反応で急激に発熱することがあるということです。軍手を用いた実験動画では、80℃を超えていることが確認できます。 警察によりますと、事件当時、男の子の近くにいた見物客が付け爪を付けるために「ネイルグルー」と呼ばれる接着剤を使っていて、男の子の服から検出された成分と同じ成分が含まれていたということです。警察は、この「ネイルグルー」が誤って男の子にかかった可能性が高いとしています。