3人の「刃物男」…事実でなかった 小学生ら相次ぎ目撃 兵庫県警が発表

神戸市須磨区で23日午後、刃物のようなものを持った男が相次いで目撃された事案で、兵庫県警須磨署は25日、いずれも事実ではなかったと発表した。3件の通報を受けて周辺の防犯カメラの映像を確認するなどしたが、不審な男は写っておらず、聞き込み捜査でも、他に目撃者はいなかったという。
同署によると、午後4時ごろに同区南落合で、刃物のようなものを袋に入れる男を小学生のきょうだいが目撃したが、捜査の結果、刃物ではなく見間違いだったと判断した。
約1時間後の午後5時ごろには、同区西落合の公園で自転車に乗った別の小学生の男児が、刃物のようなものを持った男に30メートルほど追いかけられたとして、近くの交番に逃げ込んだ。しかし周囲の防犯カメラにそのような様子は写っていなかった。
同日午後10時15分ごろに同区中落合で「男の手に光るようなものが見えた。刃物かもしれない」と男子高校生が110番したが、防犯カメラの映像などを確認したところ、男性が持っていたスマートフォンの光だった。男子高校生は、県警が犯罪情報を配信する「ひょうご防犯ネット」で、事前に不審者情報を把握していたという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする