同姓同名で生年月日も同じ第三者になりすまして個人年金を解約し、払戻金を詐取したとして、京都府警中京署は27日、有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで、大阪市西成区玉出西の無職、林勝也容疑者(54)を逮捕した。「自分の名義だと思っていた」と供述し、容疑を否認している。同署は容疑者と被害者の接点などを捜査する。
逮捕容疑は、同姓同名でかつ同じ生年月日の男性になりすまして令和2年5月14日ごろ、男性名義の解約請求書を偽造して生命保険会社に提出するなどし、現金約200万円をだまし取ったとしている。
中京署によると、身に覚えのない個人年金の解約に気付いた男性が生命保険会社に事実関係を確認。その後、同社が解約を申し込んだ人物が契約者本人ではないことを把握し、同署に相談していた。