中3女子が「作り話」で同級生2人から15万円詐取、3~4年前から昨年まで続く…熊本市教委が「重大事態」に

熊本市立中3年(当時)の女子生徒が同級生2人から現金計約15万円をだまし取っていたとして、熊本市教育委員会は、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定し、有識者による第三者委員会を設置した。市教育センターで30日に初会合があり、今後の調査方法などを協議した。
市教委によると、女子生徒はSNSで同級生の女子生徒2人とやり取りする中で、架空の人物が関わる作り話を投稿して金銭を要求した。2人は複数回にわたって計約15万円を渡したという。時期は今後調査する。
やり取りは3~4年前から昨年まで続いており、3人が中学3年だった昨年9月に同級生の保護者が学校に相談して発覚した。警察にも相談しているという。同級生が精神的苦痛を受けていることもあり、学校が重大事態として市教委に報告した。
委員長に就任した熊本大大学院教育学研究科の黒山竜太准教授は「被害者に寄り添いながら、客観的な立場から何が起きたかを明らかにしたい」と述べた。

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