自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法の改正案が6日、衆議院で可決しました。野党からは「抜け道だらけの自民党案」との批判が上がる中、街の人の受け止めは…。
政治資金規正法の改正案は、6日の衆議院本会議で自民、公明、維新などの賛成多数で可決しました。
自民党が提出した改正案は、▼パーティー券を購入した人の公開基準を、いまの「20万円超え」から「5万円超え」に引き下げること、▼政党から議員個人に支給される政策活動費は、項目ごとの金額や支出した年月を記載し、すべての領収書を10年後に公開することなどとなっています。
6日に衆議院を通過した改正法案、その内容に街の人は…
「少しでも良くしようという意思は見えるが、あまり根本的な解決にはなっていないと感じる」
Q.（自民党としては）思い切った案にしたという発言もあるが？「何を思ってそんなこと言っているのか。国民が納得したと思っているかもしれないけど、そんなものではない。馬鹿にしている」
「なぜ5万円にしたのかよく分からない。抜本的な改革がほしい」
「（公開する）10年後はその時点で議員ではない人もいるはず。抜け穴ありありの改正案で改正とは言えない」
与野党の論戦は今後、舞台を参議院に移しておこなわれます。