手足口病が流行、大阪府が5年ぶりに警報発令 手洗いなど予防呼びかけ

大阪府は6日、4歳くらいまでの乳幼児を中心に、手足や口などに発疹ができる手足口病の患者が急増しているとして、令和元年以来となる警報を発令した。有効なワクチンがなく、府は手洗いなどの感染対策の徹底を呼びかけている。
府によると、2日までの1週間の患者数は1つの医療機関当たり6・11人となり、4週間前の5倍以上に増え、警報基準の同5人を超えた。
手足口病は、口の中や手足に水疱(すいほう)状の発疹が現れ、3人に1人程度の割合で発熱する。ほとんどの場合は数日で治るが、まれに合併症や心筋炎などにより重症化する。
予防では有効なワクチンがなく、府は保育施設や幼稚園などで、職員や子供の手洗いとうがい、排泄(はいせつ)物の適切な処理を徹底するよう呼び掛けている。

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