子どもたちの転園先を調整せず…保育士の一斉退職などで突然休園した3つの保育園を認可取り消し 札幌市

保育士の一斉退職などで札幌市内の保育園が突然休園した問題で、12日に札幌市が3つの保育園の認可を取り消しました。
認可取り消しとなったのは、中和興産が運営する札幌市内の3つの保育園です。これらの保育園では、5月末から6月にかけて職員が一斉に退職し、突然、休園していました。
児童福祉法では、休園する際は子どもたちの転園先を調整するなどしてから市長の承認を得る必要があるとされていますが、中和興産はこれに違反したことから12日付で認可を取り消したということです。
3園合わせて74人いた園児については、これまでに家庭の都合で保留となっている園児を除いてほとんどが転園しました。
中和興産を巡っては、札幌市からの補助金をおよそ2600万円過大に受け取っていたほか、職員の給与未払いや補助金の不適切使用の疑いなど多数のトラブルが確認されています。

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