<速報>パワハラ疑惑の斎藤兵庫県知事が改めて辞職否定

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、斎藤氏は12日、会見を開き、「改めるべきところを改めていく。県民、職員のみなさまの信頼を再構築し、県政を立て直していくことが私の大きな役割」と述べ、改めて辞職を否定した。同日午前に、側近の片山安孝副知事が辞意を表明しており、対応が注目されていた。
斎藤氏はこの日、兵庫・淡路島などでの公務を終え、夕方から県庁で記者会見し、続投する方針を表明した。
片山氏は同日午前に取材に対応。11日に斎藤氏に辞意を伝え、ともに辞職するよう促したが拒否されたことを明かしていた。辞職の理由については「ここまで県政の停滞と混乱が続いた以上、特別職の誰かが責任を取らなければならないと考えた」と述べた。
斎藤氏には6月以降、11日を含め5回にわたって自身の進退について判断するよう進言したと説明。斎藤氏は「選挙で県民の負託を受けている」などと辞職を否定し続けたという。
片山氏は7月末で辞職する。地方自治法に基づく県議会の調査特別委員会(百条委員会)には、証人として出頭する考えを示した。斎藤氏も証人として出頭を求められる見通しとなっている。
斎藤氏はこれまで、男性の作成した文書で指摘されたパワハラや贈答品受領など7つの疑惑については一貫して否定。10日には、県職員労働組合から事実上の辞職要求を受けたが、「私自身が生まれ変わって職員の皆さんと信頼関係を構築していく」などとして、辞職を否定している。

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