「芸能活動の助言をする」と言って女性を呼び出し、睡眠薬を飲ませホテルへ…小栗旬の事務所会長がため息をついた”教え子”の逮捕

7月5日、芸能活動をする20代の女性に睡眠薬を摂取させ性的暴行をしたとして、プロデューサーの鼻田拓こと細川拓容疑者(41)が逮捕された。
事件が起こったのは、4月4日午後6時頃。
「細川は、被害女性を、『芸能活動の助言をする』と都内の飲食店へ呼び出し2人きりで会い、飲食物に睡眠薬を混入させた。被害者は、意識が朦朧とした状態で、ホテルへ連れ込まれ、暴行されたと見られている」(社会部記者)
被害者が、タクシーで自宅へ戻ると、同居していた家族が被害者の様子がおかしいことに気付き、病院へ搬送された。
「同日、家族とともに警察署を訪れ、被害を相談。被害者の体内からは、飲んだ記憶のない睡眠薬が検出された。容疑者の関係先からは、睡眠薬とみられる薬物も発見されています」(同前)
「典型的な長い物に巻かれるタイプでした…」
細川は、歌手のmiwaのマネジメントなどを担当していたこともあり、業界の有名人でもあった。現在は、「ソニー・ミュージックレーベルズ」と業務委託契約を結び、ドラマなどの主題歌や挿入歌のタイアップ業務を行っていた。
細川について、「愛されキャラで、一生懸命だった……」と肩を落とす知人もいる一方で、業界内での評判はあまり芳しいものではない。芸能事務所関係者が口を開く。
「典型的な長い物に巻かれるタイプでした。下の立場の者には高圧的で、偉い人の名前を使ってマウントを取るので評判は最悪でした」
大きな女性問題を起こしたことが原因で会社を去り…
そんな細川が、長く腰を据えていたのが、現在小栗旬が社長を務める芸能事務所の「トライストーン」。同社の子会社の取締役に就任していた時期もある。
「入社したのは約10年前。小栗旬さんを育てた初代マネージャーの娘さんと結婚したこともあり、家族ぐるみで会長の山本又一朗氏が目をかけていた」(同前)
だが、細川は、数年前に同社を去っている。
「家族を裏切る形で大きな女性問題を起こしたことが原因とか。それを知った山本氏が激怒。細川は、退社することになった」(別の芸能事務所関係者)
ところが、その後19年にソニー・ミュージックと業務委託契約を結ぶ。
「山本氏は一時は細川を切り捨てたものの、温情で関係の深いソニーに口をきいてあげたそうです」(同前)
今回、その恩を仇で返す形になった細川。山本氏に電話をかけると、言葉少なにこうため息をついた。
「事実であれば何年食らおうとちゃんと贖罪しないといけない。事実関係の確認が全然済んでいないから、いかなるコメントも出せないです」
細川は「ホテルには行ったが、わいせつな行為はしていない」と容疑を否認しているという。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年7月18日号)

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