兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、片山安孝副知事は12日午前の記者会見で、11日に斎藤氏に辞職の意向を伝えた際、「一緒に退職するお考えはありませんか」と進言したことを明らかにした。6月と7月に過去4回にわたって同様の進退伺をしたという。
片山氏によると、斎藤氏は「選挙で県民の負託を受けた身であり、任期を全うして頑張りたい」と応じた。片山氏は会見で「知事の代わりに辞めるのではなく、副知事としての責任を取る」と強調した。
男性が亡くなったことについては「大変残念。よく知っている職員でもあり、痛恨の極みだ」と述べた。