栃木県大田原市議会の斎藤藤男市議(44)が、長女の健診結果についてクレームを入れ、学校医が辞任に追い込まれた問題で16日、市議会議員倫理委員会が開かれた。
斎藤市議は、顧客らが理不尽な要求を突きつけるカスタマーハラスメントやパワハラに該当するのではないかとの質問に対し、「私の言ったことはカスタマーハラスメントに当たる」と認め、「私の一言で学校医がいなくなったら責任は非常に重い」と述べた。
斎藤市議は一連の経緯についても説明した。これによると、健診で長女が肥満との診断が出たが、自身が調べたところ基準以下だったため、学校医に電話で確認したという。斎藤市議は「(学校医が)糖尿病うんぬんと言った。病気扱いにして受診させて自分の売り上げにしている。糖尿病なんて尿検査でも言われていない。金もうけをしているのか、医者なんかやめてしまえとだんだん怒りがこみ上げてきた」と話した。