愛知県犬山市で小学1年の女児(7)が死亡した事件で、女児の全身に多数のあざがあったことが捜査関係者への取材でわかった。県警は、母親の内縁の夫で傷害致死容疑で逮捕した会社員の男(32)が日常的に虐待していた疑いもあるとみて調べている。
女児は5月26日、内臓損傷による敗血症性ショックで死亡した。捜査関係者によると、遺体のあごや胸、腹、下半身などに多数の皮下出血などが確認された。女児は2022年12月に児童相談所に一時保護された際、腕にあざがあり、職員に「(男に)会いたくない。パンチされる」と訴えていた。
事件では母親(33)も保護責任者遺棄致死容疑で逮捕され、頭などにけがをした女児の画像がスマートフォンに複数枚残されていた。県警は19日、両容疑者を名古屋地検に送検した。