24時間テレビに寄せられた寄付金などを着服したとして、日本海テレビの元幹部社員が業務上横領の疑いで書類送検されました。
鳥取県警の調べによりますと、日本海テレビで経理などを担当していた元幹部社員の男(54)は、2017年から去年までに「24時間テレビへの寄付金」(137万1100円)と「会社資金」(469万6538円)の合わせて約600万円(606万7638円)を着服した疑いが持たれています。
調べに対して元幹部社員の男は、「会社資金とチャリティー募金の横領、ともに間違いない」と容疑を認めているということです。
日本海テレビでは去年11月、社内調査で着服を確認したことから、元幹部社員の男を懲戒解雇とし、警察に被害を届け出ていました。
日本海テレビは、元幹部社員の男から弁済を受け取っており、そのうち、着服された寄付金は全て24時間テレビチャリティー委員会に届けています。
元幹部社員の書類送検について日本海テレビの西嶌一泰社長は、「寄付金の着服は言語道断の行為で、到底、許すことはできません。寄付をしてくださった皆さまをはじめ、ご関係の皆さまに改めて深くおわび申し上げます。皆さまから貴重な善意をお預かりする立場であることを強く認識し、今後も再発防止とコンプライアンス強化に全力で取り組んでまいります」とコメントを発表しました。