やせ薬として服用した糖尿病薬で下痢・嘔吐、20代の女2人「もったいないから売った」疑い…購入者も体調不良

ダイエット目的で入手した糖尿病治療薬を無許可販売したとして、愛知県警が22日、大阪府と群馬県の20歳代の女2人を医薬品医療機器法違反容疑で名古屋地検に書類送検したことが、捜査関係者への取材でわかった。糖尿病治療薬の無許可販売の摘発は県内で初めて。
捜査関係者によると、2人は昨年秋、医薬品の販売許可を持っていないにもかかわらず、糖尿病治療薬をSNSを通じ、複数人に販売した疑いが持たれている。購入した複数人が体調不良を訴えているという。
2人は糖尿病を患っていなかったが、「やせ薬」として服用するために病院のオンライン診療を受診し、入手。服用したところ、下痢や 嘔吐 などの症状が表れたという。県警の調べに対し、2人は「余りがもったいないから売った」との趣旨の供述をしているという。
治療薬は、食欲減退効果があるため、ダイエット目的で入手しようとするケースが目立っている。製薬会社の生産も追いついておらず、必要な患者に行き渡らない事態も起きているとされる。

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