浸水で動けなくなった車が何台も 被害男性が語った恐怖 山形・酒田

大雨特別警報が出た山形県酒田市では、25日朝から降り続いた大雨の影響で道路に水があふれ、市内の多くの場所で通行ができなくなった。巻き込まれた男性は取材に「水が膝まで来て、車が動かなくなった。こんなことは今まで経験がない」と証言した。
市内の会社役員、小林大祐さん(34)はこの日の朝、仕事のため乗用車で外出し、大通りが川のようになっている様子に驚いた。路肩には浸水で動けなくなった車が何台も止まり、水につかりながら車を押す男性の姿もあった。
小林さんによると、市街地の路上にあふれた水量が最も多かったのは午前9時ごろ。「市内はどこも同じような状況だった。これ以上、水かさが増えたらどうしようという怖さがあった」と振り返った。
自身が乗る車も午前11時ごろ、水量が多い小道に入ったところで動かなくなった。水につかってドアがなかなか開かず、レッカー車が来るまで1時間ほど待機したという。「前夜から朝にかけては、雨はほとんど降っていなかった。朝方からの数時間で一気に降り、あっという間だった」と振り返った。【春増翔太】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする