アダルトビデオ(AV)に出演させた20代女性に契約で必要な書面を渡さなかったとして、千葉県警は3日、AV出演被害防止・救済法(契約書交付義務)違反の疑いで、同県船橋市葛飾町、会社員、石川健太郎容疑者(31)を追送検した。「口頭で了承を得たから大丈夫と軽く考えた」という趣旨の供述をしている。
容疑者は別の女性が出演する無修正AVを公表したとして、わいせつ電磁的記録陳列容疑で6月19日に逮捕されていた。
県警によると、交流サイト(SNS)などで出演者を募り、今年3月までの2年間で約500本の動画をインターネット上で販売し、約630万円を得たとみられる。
追送検容疑は2022年11月~昨年3月、千葉県や東京都内のホテルで、女性3人と出演契約を結ぶ際、契約書などの交付や適切な説明をしなかった疑い。