安倍元首相銃撃 被告が公判前整理手続き 弁護団に「興味深い」

奈良市で2年前に起きた安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人などの罪に問われている山上徹也被告(43)が3日、奈良地裁であった第4回公判前整理手続きに出席した。参加は3回目。
手続きは非公開で実施。裁判官と検察官、弁護人の3者が出席し、裁判員裁判で実施される公判に向けて争点の確認や証拠の整理を進めた。
山上被告の弁護団によると、手続きは約40分間で終わり、被告が発言することはなかったが、裁判官や検察官の発言を真剣に聞いていたという。
被告は手続き後の弁護団との接見で「(今回の整理手続きを見て)興味深いと感じた」と感想を述べたという。次回の期日は未定。
弁護団は初公判は来年以降になる可能性が高いとの見方を示している。【木谷郁佳、田辺泰裕】

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